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おさそい  in Galway


[本日のハイライト]
まちあわせ2
paddy&bridget
De Danann
speedle
うたごえ
ウインク
ウクレレ


Johnnyの熱心なお誘いによって
Galway延泊を決意。
いまのB&Bに今日も空きがあったらJohnnyの誘いにのろう
ということにしていた。

そういえば彼は話のあいだに
Paddy&Bridgetしってる?
といった。
日本人といえば、とこの名前をだすひとたちは
昔からすごくたくさん演奏しているひとに限られているようで
ああ、このひともそうなのか。
来る前にサークルの先輩が
アイルランドに行くなら、と貸してくれた本のなかに
Paddyさんの本があって
じつはたくさん借りた本の中から
Paddyさんの書いた2冊しか、読めずじまいだったのだ。
そのことだってなんだかふしぎでおもしろい。

それにしても話の5秒に一回はfuckin'をまじえてくるので
それに気をとられていると本文を聞き逃す。
どんだけ言うんですか、とつっこみたい。
やたらとスラングとジョークをふきこもうとするので
いらん、ときっぱりことわると
これで英語がうまくなるよ
とウインク。
うーんそれはそうかもしれない。
Miltown MalbayでJackieに会ったことを報告すると
あいかわらず飲んでた?
こちらのひとは、ひさしぶりのひとを話題に出すとかならず
あいかわらず飲んでる?
と聞く。
Johnnyは数年前にからだをこわして
いまはコーラをがぶ飲み。
ファッキンたばこだけはやめられねー
やめたいのに、依存してる
というようなこともいった。

ライブ会場につくと、ほんとうにDe Danannのコンサートで
なんだかびっくりしてしまった。
もうDe Danannではやっていないのかとおもっていた。
話のすべてが聞こえているわけではない
というのがこの国にいるあいだのポイント。
あいまいゆえに、わたしはなんとかびびらずにやっている。
みんなに、すごくいいsingerなんだ、と
わたしのことをJohnnyは紹介してくれる。
恐縮です。
それにしてもどうして
わたしはこの世界的に有名なバンドのみなさんと
こうして食卓をかこんでいるのだろう。
人生なにがおきるかわかりません。

本番までの空き時間に
壮大なコネマラの景色を横目にみながら
speedleという街につれていってくれた。
今はひっそりとしているけれど、昔は音楽が盛んで
ここのpubでDe Danannははじまった
というはなしだった。
ほんとうにひっそりしていてちょっとせつない。
暖炉の香りがいつもと違って気になっていたら
ここはコネマラにしかない、なんとかっていう木を
くべているから香りが独特なのだそう。
かれはそれがすきなようで
うれしそうにそう説明してくれた。

行きと帰りの車のなかで
De Danannがいまどういう状況なのかをおぼろげに知る。
有名なバンドゆえの問題をかかえて
De Danannは数年前に活動をやめた。
そしてとにかくいま、De Danannはふたつにわかれてしまった。
今日演奏する元祖De Danannと、
FrankieひきいるNew De Dannan。
元祖De Danannがいまのメンバーで復活したのが去年
ちょうど、あたらしくはじまったばかりなのだ。

Johnnyの話すことは
まさにバンドをつづける難しさという点では
わたしが抱えているのと同じ悩み
こうして違う国の第一線のひとがいうのだから
もうこういうものなのだ、きっと。

彼のおうちにはたくさんウクレレがあるらしく
わたしのうたとウクレレにも興味があるようだった。
そういえば日本にも来たことがあるそうで
天皇陛下としゃべった
というくだりに大爆笑。
おーい、ここに海外からきて天皇陛下に会ったひとがいますよ!
散髪やら着替えやらさせられ
ふだんしなれないおじぎをして大変だったらしい。
そして天皇陛下にbodhranをレクチャーしたという。
おおー
りえちゃーん
ここにいるのがわたしでなくりえちゃんだったら
もっといろいろ楽器のことを聞けるのに!
このひと間違いなくすごいひとですよー

ライブの後わざわざB&Bまで送り届けてくれた
Johnnyほんとうにありがとう!
また会えるといいなあ。
日本に来てくれないかなあ。
アイルランドにまた会いたいひとがどんどんできる
こんな展開は予想していなかった。
帰りの車からみた星空がほんとうにきれいで
日本にこういう場所は、とてもすくない
ここはこのままであってほしいなあ、とおもった。

by hatomugyu | 2011-02-26 17:38 | おもいで  

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